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🔵映画「バーフバリ2〜王の凱旋」/(2017インド)感想*凄いぞインド映画!パート1を凌駕する圧倒的なスケール感と躍動感*レビュー4.3点

バーフバリ2 王の凱旋 [Blu-ray]

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【これぞエンタメ!大満足のパート2】

『バーフバリ2』、Amazonから届きました!待ってたよ〜wkwk

いやあ、このパート2、パート1以上にスケールがデカくて、ド迫力です。笑いあり涙ありでワクワクドキドキ。ドラマ性もあって、インドの一大叙事詩を観ているよう。こんな無条件で楽しめる映画って、なんか久しぶりな気がします。

やっぱりインド映画は期待を裏切らない!

【あらすじ】

マレンドラ・バーフバリノ(パート1の主人公)の父親・アマレンド・バーフバリは、ヒシュマティ王国の国母シヴァガミから新国王の指名を受け、就任までの間、見聞を広げるための旅に出る。旅の道中、アマレンドはクンタナ王国の美しい姫・デーヴァセーナと恋に落ち、后として国に連れ帰るが、新国王の座を狙うアマレンドの義兄バラーラデーヴァの讒言によって、アルマンドとデーヴァセーナはシヴァガミの逆鱗に触れ、新国王の座を失ってしまう。代わって国王に就任したのは悪名高きバラーラデーヴァ。アルマンドの信望を恐れるバラーラデーヴァは、更にシヴァガミを利用して、王国の忠臣・カッタッパをアルマンド暗殺の刺客として送り込む。

……そして、全ての内紛が収まった後、強大な権力を手にしたバラーラデーヴァは専横の限りを尽くし、人民を弾圧する。そんな中、宮殿に幽閉されていたデーヴァセーナを救出したのが、アルマンドとデーヴァセーナの息子・マレンドラ・バーフバリだった。

カッタッパから全ての経緯を聞いたマレンドラは、父の仇を討つべく人民を糾合し、怒涛の勢いで王宮へと攻め込んでいく……。

【感想・レビュー】

いやあ、宮殿のスケールといい、バトル・アクションの迫力といい、スクリーンに広がる光景がとにかく圧巻(『ベン・ハー』を思い出します)。ストーリーも、ヒール(悪玉)対ベビーフェイス(善玉)という分かりやすい構図の勧善懲悪モノなので、応援のしがいがあるというものです(スクリーンの中の民衆と一緒に、バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!と雄叫びを上げてしまいましたw)。

一方、“何故カッタッパは主人を裏切ったのか(何故彼は死を選ばないのか)”というあたりはよく理解ができません。インド独特の思想とか神話とかの影響でしょうか?何か深い意味がありそうなのですが……。まあ、そんなふうに、シンプルさの中に深いもの、神秘的なものを含んでいるところがインド映画の魅力なのかもしれません。

今回のヒロインは前作のアヴァンティカではなく、マレンドラ・バーフバリの母・デーヴァセーナ。どこかで見たことあるなあと思ったら、名作『神さまがくれた娘』の正義感溢れる弁護士でした。

好みのアヴァンティカの出番が少なかったのはちょっと残念ですが、今回は、期待したダンス(群舞)が観られて、思わずニンマリ。美女の競演はやっぱりいいもんですね(プリンセス姿のデーヴァセーナも綺麗です)。壮絶なバトルシーンが多いだけに、ファンタジックな船上での華麗な歌とダンスは一服の清涼剤。癒やされます。

……ということで、これは血湧き肉踊る大興奮のエンタメ映画。こんなストレートに魂を揺さぶる映画は、もうインドでしか作れないんじゃないかと思います(インド歴代興行収入№1、全米初登場3位は伊達じゃない!)。パート1〜2の通しでジャスト5時間。長丁場ですが、観る価値はアリです。