BOOK(現代小説)
感傷コンパス (角川文庫) 「教師と生徒たちのふれあいを描いたドラマ」というふれこみに弱い。特に小学校低学年モノには滅法弱い。読書の原体験が「二十四の瞳」だったからだろうか。それとも映画「あの子を探して」や「すれ違いのダイアリーズ」の影響か。……
最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫) 書店員のPOPに惹かれて購入。読んでみたら、これが久々の夜更かし本。書かずにはいられないという作者の熱い想いがズシンと胸に響く渾身の力作。 【あらすじ】 地域の基幹病院の副院長福原と勤務医の桐子と音山。…
海の子 (ポプラ文庫) ドリアン助川は、好みの作家。イチオシ作品は、多摩川沿いの住人の日々の哀歓を綴った「多摩川物語」。切々とした余韻が心に沁みる素晴らしい作品だった。 【ストーリー】 本作は、日々の生活に疲れ切った人々が「船釣り」をきっかけに…